今回は月下愛実さんのCDアルバム「Singing I Go」(歌いつつ歩もう)を紹介します。
2021年発売
全7曲
2,000円(税込)
ソプラノ:月下 愛実
ピアノ :竹内 美雪
作 曲 :森田 智美
アレンジ・作曲・ピアノ:遠藤 稔
プロデューサー:大嶋 英知
レコーディングエンジニア:葛巻 善郎
月下 愛実さんについては下記をご覧下さい。
今回はゴスペルシンガーの月下 愛実さんを紹介します。
プロフィール
幼少期を広島県で過ごし、その後北海道で育つ。
...
CD・曲のコメントは月下愛実さんから頂いたコメントです。
このCDについて
祈りの歌からはじまり、派遣で終わる、礼拝をささげるCDです。聴く人の心にみことばがしみわたり、神様を見上げる時となれば嬉しいです。
収録曲
一部試聴できます。
1. このこころ ささげて
この曲は今回のCDのために作られたオリジナル曲です。
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始まりの曲は祈りにしたいという願いからつくられました。
本来罪人である人間は、神様のゆるしなしには、賛美することすらできません。だからこそ感謝して、喜んで、全てを捧げ尽くす賛美の時にしたいと思いました。
CDを聴く全ての人に、神様への礼拝の時間を過ごして欲しいなと思いました。礼拝は、打ち砕かれるところから始まります。
自分に何もない、自分では何もできないからこそ、神様が与えてくださる恵みの大きさに、ただひれ伏すことしかできないのです。
人にできることはわずかです。だけど、与えられた全てをささげて、神様の栄光のために用いていただきたいと心から願って賛美しました。
2. ここは素晴らしい
How fair this spot Op.21-7(ラフマニノフ)
ラフマニノフが作ったこの曲は、本当はロシア語の歌曲です。
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「ここは静か。ここに神様と私だけ。」という歌詞があり、そこから詩篇の139篇が思い出されたので、この聖句を歌詞にしました。
神様と私だけの場所、そこは素晴らしい場所なんだという、まさに賛美の歌曲だなぁと感じています。
深く探られ、知っておられる主。この詩篇を読むとなんとも言えない不思議な気持ちになります。
それはきっと、畏れと喜びと平安と、全てが混在している思いで、言葉にするのは難しいですが、ラフマニノフ特有の美しい和音たちが見事に表してくれているようにも感じます。
「ここ」に留まり続けていたい というダビデのこの告白を私もしたいという思いで歌いました。
3. いちわのすずめ
この曲の冒頭は「Why」という言葉が続きます。
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人生の暗闇や絶望に対しての「なぜ」という一つ一つの問いに対して、「落胆する必要はない」と歌っています。
なぜなら、イエス様が私の一部となってくださったから。共にいてくださるから。
具体的な解決がずっと先だったとしても、希望を持って歩むことができる。それが神様と共に歩む強さです。主と歩む道には困難があり、妨害があり、誘惑があり、うまくいくかないことも多いです。
それでもここで歌われているのは“主にある”幸いであり、“主にある”自由です。
苦難の中でも、私たちは歌うことができる。喜ぶことができる。その幸いな人生の喜びを込めて歌いました。
4. I didn’t Know
《動物の謝肉祭》より”白鳥”(サン=サーンス)
信仰生活に関してや、神様への想いを込めた曲が多かったので、
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言い逃れできない福音の歌を入れたいと考えてこの曲に詞をつけました。
イザヤ書に書かれた神様のイスラエルに対しての思いは、神様を知らなかった私への悲しみに感じました。でもそんな私に神様は福音を示してくださって、イエス様と出会うことができました。
かつて、神様に背を向けて生きていた私は、今、神様の愛を知っています。
このことがどんなに素晴らしいことか、憐れみに満ちたことであるかを伝えたいと思いを込めて歌いました。
この曲は、「This is the good news」で締めくくられています。
これがただ一つの福音、全ての人に与えられているグッドニュースであることを受け取ってくれる人がいたら、本当に嬉しいなぁと思っています。
5. 麗しい日々よ
《古典様式による36のアリア》より”Amorosi miei giorni”(S.ドナウディ)
コテコテの愛の歌であるイタリア歌曲をアレンジしましたが、
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実はこの曲の歌詞は原曲から大きくは変えていません。
自己中心的なのが人間の愛しかない私たちに求められるのは神様の愛です。この曲を前にした時、愛のない自分にぶつかります。
自分を見ると絶望しかないけれど、そんな自分を神様の前に持っていく、この歌を歌うとその作業が自然とできる気がします。
私には何もないという喜びを感じることができる気がします。この歌詞には、共感できない部分もあるかと思います。
こんなにポジティブにはなれないと思うかもしれません。でも沈み切った先に、絶望の先に待っているのは、この世界なんじゃないかと思います。
2曲目のラフマニノフの曲のように、ただ神様と私とがいる世界。そしてこの曲のように、神様の愛を受け取った先で一歩踏み出すこと。毎日が一歩目。それが麗しい日々です。
6. 御名をほめたたえる歌声より
組曲《惑星》より”木星”(G.ホルスト)
祈りの歌から始まって、創造主なる神様を、
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そして歴史を導かれる神様を賛美してきました。
そして十字架の贖い、信仰生活の喜び、神様がどういう方かをたくさん告白した賛美の時間でした。
このCDに収録されているのは、聴いてくださる方と共にささげる、とても幸せな礼拝の時間です。その礼拝の最後に来るのは、神様に栄光を全てお返しし、神様の御名をほめたたえることに尽きるなと思いました。
派遣の曲である「歌いつつ歩もう」の前にこの曲を選んだのは、そういった理由からでした。
この曲は他の曲に比べて音域が低く、ソプラノにとっては歌いづらいところもいくつかあります。
それでも、与えられている声の全部を使って、弱い部分も全部使って神様を賛美したいと心を込めています。
7.歌いつつ歩もう
古くから親しまれている「歌いつつ歩まん」
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という讃美歌の歌詞に、メロディーが新しくつけられました。
この世の人生には色々なことが起こるけれど、試練の中にあったとしても神様の変わらない約束に希望を置いて、歌いつつ歩もう。
嵐の中を歩む時も中心は凪いでいて、神様にある平安に満たされているクリスチャンの希望を語る歌です。
神様を見上げて歩んでいこうと、背中を押してくれる賛美です。
クリスチャンの誰もに、神様に遣わされている場所があり、召しがあります。
自分を見つめると、本当にどうしようもないことがわかるだけだけど、神様を見上げて、神様の約束に信頼して歩んでいくことをこの賛美は教えてくれます。
この賛美が、兄弟姉妹の励ましとなりますように。そして、この希望を知りたいと御言葉に心を向ける人が起こされますように。
関連リンク
外部リンク
購入はこちら-バイブルとかち
歌いつつ歩もう/月下愛実 ニューアルバム『Singing I Go』より-YouTube
ひつじのコメント
このCDは祈りから始まり、神様との交わり、福音の素晴らしさ、神様への賛美、そして、主に導かれて歩むことの素晴らしさが伝わってくる内容でした。
4曲めの「I didn`t Know・・・」は有名な白鳥の曲に月下愛実さんが作詞をし、英語で歌われています。
イザヤ29:14の聖句からとのことで下記が日本語の内容は下記になります。
日本語訳がとても良かったので記載させて頂きます。
『あなたはわたしがどれだけ愛しているかを知らない
なぜあなたはわたしと争うのか
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あなたはわたしがどれだけ愛しているかを知らない
なぜわたしから遠く離れるのか
神は私たちにご自分の愛を明らかにされた
私たちが暗闇にいたとき
私たちが罪人であったとき
キリストは私たちのために死んだ 私のために
かつて私は どれほど愛されているか知らなかった
私は悪魔に支配されていた
今は神様がどれだけ私を愛しているかを知っている
知っている 彼の愛を知っている
これは良い知らせです』
ぜひ、お聞き下さい。